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『樽ケ橋遊園の飼育員日記』

更新日:3月18日

シェトランドポニーの訃報について


3月13日(水)、シェトランドポニーの「ジョニー」が亡くなりました。

死因は、寒暖差のストレスによる腸捻転です。

正確な年齢は分かりませんが、30歳は優に超え、人間なら100歳以上でした。

遊園にいた期間が一番長かったのではないでしょうか。


人が大好きで、甘えん坊、優しい性格だったので、ファンも多く、みんなに愛される可愛いおじいちゃんでした。


嬉しい事があった時の、まぶしい笑顔。

嫌な事があった時の、露骨な不機嫌顔。

雨で広場に出られない時の、しょんぼり顔。

柵を壊して怒られた時の、けろっとしたおとぼけ顔。

なでなでした時の、気持ち良さそうな顔。

人の気配がすると何かを期待して、小屋からひょっこり出た顔。


早くご飯が欲しくて、服や腕をハムハムして催促する姿。

かまって欲しくて、鼻で小突いてアピールする姿。

私たちを見かけると、ルンルン小走りで寄ってきてくれる姿。

大好物のレタスやニンジンを持っていくと、子どもみたいにはしゃいで喜ぶ姿。


まだまだ書ききれないくらい、いろんなジョニーが私の中で思い出されます。



朝には「おはよう、ジョニー」と挨拶し、遊んでる時には「可愛いね、ジョニー」と撫で、帰る時には「また明日ね、ジョニー」と、ジョニーに話しかけるのが当たり前の毎日でした。

そんな毎日が来なくなるのがとても悲しいです。


永遠の命なんて無いけれど、おじいちゃんだったけれど、ジョニーならこれからもずっと元気でいてくれると思っていました。


もうすぐ久しぶりに皆さまに会えるはずでしたが、とてもとても残念です。


遊園での生活は幸せだったかな。

悲しい最期になってしまったけれど、少しでも良い馬生だったと思ってくれてたらいいな。


長い間ありがとう、ジョニー。

お疲れ様、ゆっくり休んでね。


ジョニーを愛し、可愛がってくださりありがとうございました。



ジョニーは、私が9年前に遊園で働き始めて最初にお世話した大動物で、とても思い出深かったので、長文となってしまいました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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